IEが使用出来なくなることによってのSharePoint影響範囲について

こんにちは、SSS担当です。

Microsoft 365 が2021年8月17日に、Internet Explorer のサポート終了してしまうのは、皆様ご存知かと思います。

IEが使えなくなることによって、SharePointでどのような影響があるか簡単にお纏めしましたので、ご紹介します。

・ドキュメントライブラリの「エクスプローラーで開く」機能

IE以外では、「エクスプローラーで開く」機能が使用できません。

「エクスプローラーで開く」の代案としては、OneDrive の同期機能を使う方法があります。

・SharePoint クラシックUI 「クライアントで開く」機能

「クライアントで開く」の設定としていても、クラシック表示かつEdge・Chromeの場合はOfficeファイルがブラウザーで開いてしまいます。

恐らくSharePointの不具合かと思いますが、改善するまではモダンUI表示を使用するのが良いでしょう。

・SharePoint クラシックUI ユーザーのステータス表示

SharePointに表示されているユーザー名のステータス状況は空白のまま表示されません。

以上となります。ご参考になれば幸いです。

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もし興味がありましたらお気兼ねなく「お問合せ」からご連絡下さい。

SharePoint 2019 コミュニケーションサイト でどうしてもスクリプトエディターを使いたい!

皆様!新年あけましておめでとうございます。

弊社は新型コロナの影響を受け大きく在宅ワークへの切り替えを行いましたが皆様はいかがでしょうか?

 

早速ですが、SharePoint Online のモダンサイトでスクリプトを許可する場合、皆さんご存じ以下のPowerShellスクリプトを利用します。

Set-SPOsite <SiteURL> -DenyAddAndCustomizePages 0

参考:https://docs.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/allow-or-prevent-custom-script

では、SharePoint 2019 オンプレミスバージョンではどうでしょうか。

 

今回私は諸事情により、モダンサイトにあるWikiページ(クラシックUI)で、スクリプトエディター や コンテンツエディター を使用したいと思っていました。

おなじみスクリプトエディター!

 

しかし、SharePoint 2019 のコミュニケーションサイトではこの「メディアおよびコンテンツ」が使用できませんでした。※モダンチームサイトでは使用可能でした。

メディアおよびコンテンツ カテゴリ自体がない…。

 

こちらいろいろ調査したところ、サイトコレクション機能[ BasicWebParts ]という隠し機能を有効化する必要がありました。

チームサイトのみ有効化されていました。

 

モダンとクラシックを同時に使用することはあまり推奨できませんが、今だけ、どうしてもSharePoint 2019 コミュニケーションサイトにカスタマイズしたクラシックページを追加したい…!という方がいらっしゃいましたら以下コマンドをお試しください。

Enable-SPFeature -identity "00bfea71-1c5e-4a24-b310-ba51c3eb7a57" -URL http://サイトコレクションURL 

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サポートメンバー一同、ご連絡お待ちしております!

AppIdとAppSecretについて

こんにちは、SSSメンバーです。

SharePoint PnP PowerShellを使用する際、ログイン後もサブサイト毎に認証画面が表示されてしまいます。
認証画面がサブサイト毎に表示されないようにする方法はご存知でしょうか。

SharePoint PnP PowerShellを利用した際によくある事例について紹介させていただきます。

通常SharePoint PnP PowerShellからMFAを有効したアカウントでログインする場合、下記の2種類方法があります。

『1.-UseWebLoginを使用して、接続する方法』

$SiteURL = “https://crescent.sharepoint.com”
Connect-PnPOnline -Url $SiteURL -UseWebLogin

『2.セキュアクライアントアプリを登録した上で、クライアントアプリで接続する』

$SiteURL = “https://crescent.sharepoint.com”
Connect-PnPOnline -Url $SiteURL -AppId “アプリID”

※多要素認証 (MFA) とは、ユーザーの ID を、複数の信用情報を要求することにより検証するセキュリティシステムです。

このうち、『2.クライアントアプリで接続する』を行った場合、以下のメッセージが表示されることがあります。
この場合’AppId’と’AppSecret’にはどうすれば良いでしょうか?

*警告: パラメーター ‘AppId’ は最新ではありません。Use ClientId instead
*警告: パラメーター ‘AppSecret’ は最新ではありません。Use ClientSecret instead

エラーメッセージの’AppId’は’クライアントID’、’AppSecret’は’クライアントシークレット’です。

MFAを有効化したユーザーからSharePoint Onlineへアクセスする際、ブラウザーを起動するのは標準の動きとなります。
それを回避したい場合、下記のアプリ専用トークンを使用して、アプリにテナントに対して管理権限を割り当てます。
クライアントIDとクライアントシークレットを使用して、SharePointへ接続できます。

クライアントIDとクライアント シークレットを作成する手順を下記にご案内いたします。


1.サイトコレクション管理者からブラウザーで下記のURLを呼び出します。

https://{tenant}.sharepoint.com/_layouts/15/appregnew.aspx

2.アプリ作成画面が表示されるので、クライアント ID とクライアント シークレットにて、それぞれ [生成] をクリックします。

 タイトルに任意の名前をしています
 アプリドメインリダイレクト先のURLにダミー値を記載します

3.「作成」をクリックします。

4.「アプリ ID が正常に作成されました。」が表示され、下の内容をコピーして、後で使うため、TXTとかに貼り付けて、「OK」をクリックします。

5.SharePointの全体管理者からSharePointの管理サイトへ下記のURLへサクセスします。

https://{tenant}-admin.sharepoint.com/_layouts/15/appinv.aspx

6.アプリの権限付与画面が表示されるので、「アプリ ID:」に生成されたクライアントID番号を入力し、「参照」をクリックします。

7.「タイトル:」と「アプリ ドメイン:」と「リダイレクト先のURL」が自動的に入力されたら。大丈夫です。

8.「権限の要求 XML:」にしたの内容を貼り付けて、「作成」をクリックします。

※この権限はテナント全体フル権限となりますので、非常に強力です。しかし、クライアント ID やシークレットとなる情報に尽きましては、管理者アカウント・パスワードと同様、厳重に管理してくださいますようお願いします。

9.「(アプリ名) を信頼しますか?」が出てきますので、「信頼する」をクリックします。

10.SharePoint PnP PowerShellで以下のコマンドを実行し接続します。

Connect-PnPOnline -Url https://yoursite -ClientId “クライアントID” -ClientSecret “クライアント シークレット”


ご参考になれば幸いでございます。

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Teamsのブレークアウトルーム機能について

こんにちは。SSS担当です。

Teamsにブレークアウトルーム機能が追加されたことはご存知でしょうか。

ブレークアウトルームは、Teams会議中に作成可能な小人数のグループ機能で、12/10に一般公開されました。

こちらは会議開催者がTeamsデスクトップクライアントから作成可能です。

この機能を活用することにより、大人数のTeams会議では難しかった参加者同士でのディスカッションが可能となります。

利用可能な主な機能は以下になります。

『主催者が利用可能な機能』

・ブレークアウトルームの管理(ルーム名をつける、参加者の移動)
・最大50のブレークアウトルーム作成
・各ルームにアナウンスのチャット送付

『参加者が利用可能な機能』

・チャット
・音声通話
・画面共有/ビデオ共有

※複数デバイスでの参加はできません。
※一度に参加できるルームは1つのみとなります。

1. Teams会議中に開催者より「ブレークアウトルーム」をクリック

2. 作成するルーム数を設定できます。「会議室を作成」をクリック。

3. 会議室を作成すると、以下のように表示されます。

4.「…」から以下のような会議室の設定が可能です。

弊社SSSサービスは、SharePointに関するお問い合わせが回数無制限のサポートサービスです。今回の記事のように、Microsoft365に関する新機能の紹介等も行っております。もしご興味がありましたら「お問合せ」からお気軽にご連絡ください。

IE で Teams の Web アプリがサポートされなくなります

こんにちは、SSS担当です。

既にご存知の方も多いかもしれませんが、Microsoft Teams の Web アプリが Internet Explorer でサポートされなくなります。

サポート対象外となる日付は、2020年11月30日以降ともうすぐなので、リマインドをさせていただきました。

具体的にどのようになるかというと、ユーザーは IE11 から Teams の Web アプリにアクセス出来ず、デスクトップアプリを使用するか Microsoft Edge から Web アプリにアクセスするように通知が行われるそうです。

Teams の Web アプリは何かと使用しますし、IE を使用している方もまだ多いかと思います。

ですので IE をご利用している皆さまはどうぞお気を付けください。

弊社では、このようなサポート終了に関する影響度合いについてもご相談を承っております。

もしご不安等ございましたら 、こちらよりご気軽にご相談ください

SharePoint 制限付きアクセスとは…?

最近寒くなってきて仕事中はホットコーヒーばかり飲んでおります、SSS担当です。
早速ですが、今回は 制限付きアクセス についてご紹介したいと思います。

制限付きアクセス ( Limited Access )

SharePointでは、いつの間にか 制限付きアクセス という権限が付与されていることがあります。

ただでさえSharePointの権限ってややこしいのに、制限って何!?いつのまにこんなものが!?と入社したての頃はとても混乱しておりました…。

実はこれ結構シンプルなんです。

ちょっと語弊があるのですが、端的にお伝えすると

制限付きアクセス = どこかのライブラリとかファイルに個別に権限が振られてますよマーク

です!

 

例えば、サイトの権限を確認してみると、以下のSharePointグループには制限付きアクセスのみが付与されています。

この場合、Limited Access System Group は、サイト全体のアクセス権限は付与されていませんが、どこかのライブラリもしくはファイルなどに個別でアクセス権限が付与されていますよ!という意味となります。

 

ちなみに、何のアクセス権限なのか、どこに対しての権限なのかという詳細をここから一目で確認することはできません。
PowerShellスクリプトやShareGateなどを利用して権限の棚卸をしていただくか、サイトの権限 一覧の注意書きにある「これらのアイテムを表示します。」から探していただくことも可能です(少し手間ではありますが…)

 

余談ではありますが、制限付き読み取り は全く別の権限となりますのでお気をつけください!

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サポートメンバー一同、ご連絡お待ちしております!

Teams会議ミュートについて

皆様こんにちは!

お客様から以下のお問い合わせをいただきました。

『Teams会議のリンクを事前に強制ミュート設定できるようにする方法はないか』

Teamsの会議のオプションを設定することにより、
出席者を会議参加の段階から強制ミュート設定できるようにする方法がございます。

以下の手順の通りに会議オプションの設定を行ってください。

手順:

1.Outlookの予定表を開きます。

2.「新しいTeams会議」をクリックします。

3.会議の参加者・日時を入力し、「送信」をクリックして、予定を作成します。

4.作成した予定を開き、「会議のオプション」をCtrl押しながら、左クリックします。

5.「出席者のミュート解除を許可します」を「いいえ」にします。
 ※この設定により、発表者は発言できますが、出席者はミュート解除はできなくなります。

6.「発表者となるユーザー」で「特定のユーザー」を選択します。
 
 
7.「参加者を検索」に発表者として登録したいユーザーを追加します。
 ※追加されたユーザーは会議参加中でも、自分でミュート解除が可能になります。

8.「保存」をクリックします。

ご参考になれば幸いでございます。

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もし興味がありましたらお気兼ねなく「お問合せ」からご連絡下さい。

「人気の傾向」機能について

皆様こんにちは、SSSの新入社員です。

お客様から以下のお問い合わせをいただきました。

『”人気の傾向”機能で、火曜日にレポートを出力すると、
日曜日までは件数が出力されるが、月曜日に0件となる場合がある。』

この問題はSharePointの仕様であり、エラーではございません。

ジョブの影響により、「人気の傾向」として反映されるものは、
データベースにコンテンツを格納してから2営業日以前のものになります。

ユーザーが火曜日に人気の傾向をレポート出力した場合、
2営業日前の日曜日のデータは参照可能ですが、月曜日のデータは参照不可能となります。

ご安心いただければ幸いでございます。

SharePoint2019の「人気の傾向」は以下のSharePointの内部ジョブと関連しています。
 
・Microsoft SharePoint Foundation 利用状況データのインポート
 5分間隔でユーザーの使用状況ログをデータベースにインポートする   
・Microsoft SharePoint Foundation 利用状況データの処理
 毎日1:00~3:00インポートされたデータを集計する
・Analytics Processing Componentの分析ジョブ
 毎日ユーザー使用状況データの分析して、レポートDBに格納する

ご参考になれば幸いでございます。

弊社のSSSサービスは、SharePointに関するお問い合わせが回数無制限のサポートサービスです。
もし興味がありましたらお気兼ねなく「お問合せはこちら」からご連絡下さい。

SharePoint 2010ワークフローの対応はお済みですか?

こんにちは、SSS担当です。

繰り返しのご連絡になりますが、
11月1日以降、SharePoint Onlineで2010ワークフローを動作させることは不可能となります。

SharePoint 2010 のワークフローのサポート終了

ユーザーボイスにおいても多数のサポート延長を求める声が上がっており、
2010ワークフローのサポート終了の影響は大きさがうかがえますが、
今のところMicrosoftにサポート期限の延長の考えはないようです。

Postope Designer 2010 Workflow Engine Retirement

SharePoint Onlineで2010ワークフローを使用されている場合、
ワークフローの種類確認と対応方法の検討を行う必要がございます。

弊社では、現在のワークフロー状況確認や今後の方針に関してもご相談を承っております。
もしご不安等ございましたら、こちらよりご気軽にご相談ください

Microsoft 365(旧:Office 365)の社内浸透支援サイト[ホワイエ3.0] オープンのお知らせ

こんにちは、SSS担当です!

Microsoft 365(旧:Office 365)の社内浸透支援サイトである [ホワイエ3.0] がオープン致しました!

https://www.foyer3-sonorite.com/

このホワイエ3.0では、Microsoft Teamsの入門動画や テレワークあるある、動画セミナーの掲載も行っております。

Microsoft 365(旧:Office 365)がなかなか社内浸透しない、使い方が分かりづらい!などお困りの方は是非一度ホワイエ3.0へ遊びにいらしてください。