SharePoint 2019 コミュニケーションサイト でどうしてもスクリプトエディターを使いたい!

皆様!新年あけましておめでとうございます。

弊社は新型コロナの影響を受け大きく在宅ワークへの切り替えを行いましたが皆様はいかがでしょうか?

 

早速ですが、SharePoint Online のモダンサイトでスクリプトを許可する場合、皆さんご存じ以下のPowerShellスクリプトを利用します。

Set-SPOsite <SiteURL> -DenyAddAndCustomizePages 0

参考:https://docs.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/allow-or-prevent-custom-script

では、SharePoint 2019 オンプレミスバージョンではどうでしょうか。

 

今回私は諸事情により、モダンサイトにあるWikiページ(クラシックUI)で、スクリプトエディター や コンテンツエディター を使用したいと思っていました。

おなじみスクリプトエディター!

 

しかし、SharePoint 2019 のコミュニケーションサイトではこの「メディアおよびコンテンツ」が使用できませんでした。※モダンチームサイトでは使用可能でした。

メディアおよびコンテンツ カテゴリ自体がない…。

 

こちらいろいろ調査したところ、サイトコレクション機能[ BasicWebParts ]という隠し機能を有効化する必要がありました。

チームサイトのみ有効化されていました。

 

モダンとクラシックを同時に使用することはあまり推奨できませんが、今だけ、どうしてもSharePoint 2019 コミュニケーションサイトにカスタマイズしたクラシックページを追加したい…!という方がいらっしゃいましたら以下コマンドをお試しください。

Enable-SPFeature -identity "00bfea71-1c5e-4a24-b310-ba51c3eb7a57" -URL http://サイトコレクションURL 

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もしご興味がありましたら是非「お問合せ」からご連絡下さい。

サポートメンバー一同、ご連絡お待ちしております!

SharePoint 制限付きアクセスとは…?

最近寒くなってきて仕事中はホットコーヒーばかり飲んでおります、SSS担当です。
早速ですが、今回は 制限付きアクセス についてご紹介したいと思います。

制限付きアクセス ( Limited Access )

SharePointでは、いつの間にか 制限付きアクセス という権限が付与されていることがあります。

ただでさえSharePointの権限ってややこしいのに、制限って何!?いつのまにこんなものが!?と入社したての頃はとても混乱しておりました…。

実はこれ結構シンプルなんです。

ちょっと語弊があるのですが、端的にお伝えすると

制限付きアクセス = どこかのライブラリとかファイルに個別に権限が振られてますよマーク

です!

 

例えば、サイトの権限を確認してみると、以下のSharePointグループには制限付きアクセスのみが付与されています。

この場合、Limited Access System Group は、サイト全体のアクセス権限は付与されていませんが、どこかのライブラリもしくはファイルなどに個別でアクセス権限が付与されていますよ!という意味となります。

 

ちなみに、何のアクセス権限なのか、どこに対しての権限なのかという詳細をここから一目で確認することはできません。
PowerShellスクリプトやShareGateなどを利用して権限の棚卸をしていただくか、サイトの権限 一覧の注意書きにある「これらのアイテムを表示します。」から探していただくことも可能です(少し手間ではありますが…)

 

余談ではありますが、制限付き読み取り は全く別の権限となりますのでお気をつけください!

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「人気の傾向」機能について

皆様こんにちは、SSSの新入社員です。

お客様から以下のお問い合わせをいただきました。

『”人気の傾向”機能で、火曜日にレポートを出力すると、
日曜日までは件数が出力されるが、月曜日に0件となる場合がある。』

この問題はSharePointの仕様であり、エラーではございません。

ジョブの影響により、「人気の傾向」として反映されるものは、
データベースにコンテンツを格納してから2営業日以前のものになります。

ユーザーが火曜日に人気の傾向をレポート出力した場合、
2営業日前の日曜日のデータは参照可能ですが、月曜日のデータは参照不可能となります。

ご安心いただければ幸いでございます。

SharePoint2019の「人気の傾向」は以下のSharePointの内部ジョブと関連しています。
 
・Microsoft SharePoint Foundation 利用状況データのインポート
 5分間隔でユーザーの使用状況ログをデータベースにインポートする   
・Microsoft SharePoint Foundation 利用状況データの処理
 毎日1:00~3:00インポートされたデータを集計する
・Analytics Processing Componentの分析ジョブ
 毎日ユーザー使用状況データの分析して、レポートDBに格納する

ご参考になれば幸いでございます。

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Copy-SPSite 実行後、コピー先サイトに接続ができない場合の対処法。

皆様こんにちは!SSS担当です!
東京には雪が降ると噂がありましたが、結局降らず良いような悪いような…。
寒いですが体調崩されていないでしょうか?

さて、タイトルの通り、SharePointのオンプレミス(2013, 2016, 2019)で使用できるPowerShell「Copy-SPSite」コマンドについて、ナレッジの少ない事象を発見致しました。

【事象】

サイトコレクションのコンテンツデータベースやURLを変更するためによく使用される 「Copy-SPSite」 ですが、正常に実行完了しても、コピー先URLにアクセスすると 404 エラーでサイトが表示されないことがあります。
また、404で表示されないサイトは全体管理から見ると、サイト情報がない状態で存在しており、「Remove-SPSite」で削除することもできなくなります。

コマンドは正常完了しますが…
サイトは404で存在しません
もう一度実行しようとすると、既に存在すると怒られてしまいます…。

【原因】

実はこの 「Copy-SPSite」コマンド、 -TargetUrl のパラメータの最後に「/」がついているとうまく実行完了できません。

NGパターン

Copy-SPSite http://sp201904/sites/test01 -DestinationDatabase testContentDB -TargetUrl http://sp201904/sites/test01_copy/  

OKパターン

Copy-SPSite http://sp201904/sites/test01 -DestinationDatabase testContentDB -TargetUrl http://sp201904/sites/test01_copy 

【解決方法】

以下のように「ForceDeleteSite」を使用して宙に浮いてしまっているサイトを削除し、(完全に削除されるまで少し待ってから)あらためて「/」なしで Copy-SPSiteを実行しましょう。

$siteUrl = "http://sp201904/sites/test01_copy"
$site = get-spsite $siteUrl
$siteId = $site.Id
$siteDatabase = $site.ContentDatabase
$siteDatabase.ForceDeleteSite($siteId, $false, $false)
削除後少し待てば、Copy-SPSiteの再実行が可能です

SSSではこのようにSharePoint オンプレミスの質問やお困りごとにも対応しております。
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スクリプトエディター Web パーツで CSS を記述する際の注意点

こんにちは!SSS担当の一人です。

皆さん軽度なカスタマイズをする時は、ページ内にスクリプトエディター Web パーツを挿入し、CSS や JavaScript を記述しているかと思います。
今回はその際の注意点をお伝えします。

例えば、カレンダーの予定の色を変えようとして、CSS を埋め込もうとします。


その際にコピー&ペーストに失敗するなどして、<style> タグの閉じタグである </style> タグを挿入しないままページを保存してしまうと……

ページ全体が真っ白になってしまいます!!

スイートバーも消えているので、このままだとページ編集も出来ません。

そんな時どうやってページを復元するかというと、まずページURLの末尾に「?contents=1」を付けて遷移します。

https://〇〇〇〇〇.sharepoint.com/sites/xxx/SitePages/SSS_test.aspx?contens=1

そうすると、そのページの「Web パーツ ページの管理」にアクセスすることが出来ます。

CSS を挿入したスクリプトエディター Webパーツにチェックを入れ、削除をクリックすると……

問題の Web パーツが削除されて、ページを復元することが出来ます!

※もしスクリプトエディター Web パーツがいくつも挿入されていて、どれが問題の Web パーツか分からない時は、SharePoint Designer 等でページをコピーした上で削除を試して、Web パーツを特定するといいですよ。

中々やりがちなミスなので、復元方法も合わせて覚えておくといいかもしれませんね。

弊社のSSSのサービスでは、このようなお問い合わせにも対応しております。
気になった方はここからお気軽にお問い合わせください!

リストアイテム保存時の遷移先変更

こんにちは、SSS担当の一人です。
今回は SharePoint のリストに関する小ネタをご紹介します。

SharePoint 標準機能のカスタムリストは、シンプル故に様々な事で応用できそうですね。

例えば「カスタムリストをイベント申し込みフォームとして使いたい!」という要望があるとします。

その場合はまずカスタムリストを作成し、必要な列を追加します。

その後はイベントの説明や募集している内容を記載したページを作成し、
作成したカスタムリストの新規アイテム作成画面を直接リンクします。

そうすればカスタムリストのビューページを経由しなくて済みますので、
申し込みフォームのように利用することができます。

「新しいアイテム」をクリックして
URLをコピー
リンクを設定します!

しかし、このままではアイテムを保存した際に、リストのビュー画面に遷移してしまいます。

その為にURLのパラメータを変更しておきましょう!

元のURLの「?Source=」以下を

https://testsss.sharepoint.com/sites/xxx/Lists/customlist/NewForm.aspx?Source= https%3a%2f%2ftestsss%2esharepoint%2ecom%2fsites%2fxxx%2fLists%2fcustomlist%2fview%2easpx&RootFolder= 

任意のページURLに!

https://testsss.sharepoint.com/sites/xxx/Lists/customlist/NewForm.aspx?Source= https://testsss.sharepoint.com/sites/xxx/SitePages/request.aspx 

パラメータを変更したURLをリンクすることで、アイテム保存時に好きな場所に遷移してあげることができますよ。

是非試してみてくださいね!

弊社のSSSのサービスでは、このような運用方法のご相談にも対応しております。
ユーザーからの要望にどうやって対応しよう?とお困りの方、SSSから良い方法をご紹介できるかもしれません。

気になった方はここからお気軽にお問い合わせくださいね。

ShareGateとは

こんにちは、SSS担当です。

今回はSharePointの移行/運用ツールとして弊社がお勧めする、
ShareGate Desktop についてご紹介したいと思います。

■ShareGate製品の種類

ShareGate社から出ているツールには3つ種類があります。

  • ShareGate Desktop
  • ShareGate Overcast
  • ShareGate Apricot

このなかでSharePointに特化したアプリケーションが
ShareGate Desktop です。

ShareGate Desktop は “Standard” “Nintex” の2バージョン存在するので
Nintex 製品を使用しているかどうかでお選びいただけます。

■ShareGate Desktopで できること

ShareGate Desktop でできることは
移行、監査&レポート作成、セキュリティ強化、コンテンツ管理、Office 365 アラート機能などがあり、どなたでも便利にお使いいただけます。

たとえば移行時、
ドメインを移行前と後で変えたい等、固有の権限の移行が難しいと思われる場合でも、ShareGate Desktopならユーザーのマッピングファイルを作成することができる為、
一括ですべての権限情報を書き換えることができます。

また、SharePointのレポートを独自にカスタマイズして定期的にエクスポートできるため、
SharePointの管理もスムーズになります。

運用でお困りの方も、移行でお悩みの方も、
是非一度ShareGateをご検討ください。

↓詳しくはこちら↓
https://sonorite-sharegate.com/